「自省録」
2023.08.11
2世紀のローマ皇帝で、ストア派の哲学者でもあるマルクス・アウレリウス・アントニヌスの「自省録」を読んでいます。自己啓発的な本を何でもいいから読めという研修課題があって、読んでいるというよりは読まされているといってもいいかもしれないですが。。。
さて彼がどんな理由で本を書いたのかわかりませんが、内容的には日々思った「心がけ」のような短文の集積になっていて、とくにカテゴライズされているわけでもないものになってます。また、客観的に見ると、ストア派らしいなという気はしますが、正直現代でも完全に通用する内容で、よく見通しているというふうにもいえるし、人間、数千年間考えることは変わらないんだな(笑)ということでもあるのかもしれません。
端的に言うと、一瞬一瞬を生きよ、人には親切に、障害は自分が作り出している、自分の思いに正直になれ、という内容。もう2000年も前に、今の自己啓発本はいらんのではないかというくらいな考察を残していたんですね。原著はたぶんラテン語なので、20年前に習った知識でいくつか文を読んでみようかな。
…と思ったらギリシャ語でした。ちょっとハードル高いけどやってみるか。